トヨタコネクティッドでは、社会課題解決のため、未来のソリューションを生み出す「試験研究」をおこなっています。異なる経験やバックグラウンドを持つ社員やパートナー企業様と共に、新たなサービス創出や顧客満足度向上に向けた品質向上や原価低減に取り組んでいます。トヨタコネクティッドの試験研究を推進する先行企画部 技術企画室の社員にインタビューしました。

  • 室長 / Mami.N

    2021年キャリア入社。前職では通信会社でネットワーク開発を担当。入社後はグループマネージャーとして、試験研究での画像認識技術を用いた実証実験の実施や、複数のMaaS領域の試験研究を支援。現在は、試験研究及びお客様向けサービスの技術検討、データ分析、アライアンス推進等室長として、複数のチームマネジメントに携わっている。

  • シニアエキスパート / Ryuichi.D

    システムアーキテクト兼弁理士。大手SI企業に就職後、転職して大手ゲーム会社のMMORPGタイトル開発、官公庁の論文検索システム開発に従事。その後、独立開業し、ベンチャー企業の取締役を2社経験した後、2013年より当社に参画。当社では、音声認識エージェント、Kirobo mini等の設計開発に関与。現在は、シニアエキスパートとして、社内向けの試験研究のリードおよび、社内外からの技術支援、要件定義作業、知財活動等を行っている。

  • Atsushi.I

    2017年新卒入社。2年目にトヨタ自動車に出向ののち、帰任後は試験研究でデマンド交通システム及びデータ分析の案件に従事。現在は、試験研究で開発したシステムの実証実験に向けPMOとして携わっている。

QUESTION 01

みなさんのこれまでのキャリアとTCへの入社動機は?

Mami.N:
大手通信企業でネットワークエンジニア、プロジェクトマネジメントなどを経験。TCを選んだのは、スキルを活かして、これまでとはちょっと違うことができそうだったから。
Ryuichi.D:
大学時代からソフトウェア工学専門です。コンサルで独立開業したり、NPO法人の理事、また別のソフトウェア会社の取締役も務めました。いろいろ経験して、自分にはマネジメントよりプレイヤーが合っている。「技術畑」を楽しみたいとTCに入社しました。
Atsushi.I:
私は新卒入社です。大学では生物学を専攻。当初は製薬会社に就職するつもりでしたが、「グローバルスタンダードをつくる」というTCの熱い思いに共感して入社。データから仮説を立て、分析、結果を導く研究室での経験は、いまの仕事に役立っています。
QUESTION 02

現在は、どのような仕事をされていますか?

Mami.N:
私たちの室は、2~3年後に世の中に出るかもしれない技術の「試験研究」をしています。そのための他社とのアライアンスや先進技術の獲得も推進。室長としては、メンバー自身の成長と会社の成長がマッチする環境づくりをめざしています。
Ryuichi.D:
社内向けとトヨタ自動車との仕事が半々です。社内向けには試験研究の技術支援やアドバイスを。トヨタ自動車向けには、MaaS事業や自動運転に関わるシステムの要件定義工程をお手伝いしています。「こんなことを実現したい」という思いを、具体的なステップに落とし込む感じですね。
Atsushi.I:
現在、試験研究のプロジェクトを3つ並行して担当しています。地方自治体や介護施設、物流会社などと協働。すべて「移動」に関わるソリューションの研究です。
QUESTION 03

TCで働く魅力って何ですか?

Mami.N:
「自由」ですね。いい意味でなにも決まってない(笑)
Ryuichi.D:
たしかに!言語や開発方法もプロジェクトによって柔軟に変わります。ガチガチに決められないので、エンジニアのストレスが溜まらない。ただし、自由な分、リスクなどに対する責任もあります。
Mami.N:
でも、Ryuichi.Dさんのようなシニアエキスパートが相談にのってくれたり、フォローしてくれるから、若手の技術者には理想的な環境かも。
Atsushi.I:
前例のないことを、自分の手で切り拓いていける醍醐味もあります。いま手掛けている3つのプロジェクトも、「やりたい」と自分で手を挙げたもの。緊張感はあるけど、チャレンジしやすい風土です。
Mami.N:
そうそう。社内にエンジニアがいるので、アイデアが出たら「軽くつくってみる?」っていうのができます!小回りがきくし、スピードが速い。それも、TCの仕事がおもしろい理由ですね。
QUESTION 04

TCで成し遂げたい目標は?

Atsushi.I:
交通に困っている人々の移動ハードルを下げたい。祖父が免許返納で、急に元気がなくなってしまって…寂しかったんです。TCが免許返納の代替サービスを実現できたら理想的です。
Mami.N:
いま携わっている、地域の公共交通課題を解決するための試験研究が、まさに直結してるよね。
Atsushi.I:
はい。地域公共交通をオンデマンドにするために、予約や運行の仕組みをシステム化するプロジェクトです。自治体や交通事業者だけでなく、地域の人々からもヒアリングして、提供側も利用者側も豊かになれるサービスをめざしています。
Mami.N:
私も、自分自身の育児や介護を通して感じた不便を解消できるサービスを生み出したい。子どもを抱っこして、地下鉄の階段を上り下りするの大変だもの!他の企業ともアライアンスを組みながらMaaS領域の試験研究で解決できることも多いはずです。
Atsushi.I:
最先端の技術やビッグデータを活用して、社会課題を解決していけるのは、この仕事の大きな魅力ですよね。
Mami.N:
「技術やサービスで、社会課題を解決したい」という人には、きっと手ごたえを感じられます。
Ryuichi.D:
私はTCの技術的なポジションを確立したいですね。世界に「TCの得意分野」をアピールしていくのが目標です。そのためには、TC社内の技術者の採用や育成に力を入れていく必要があると考えています。
QUESTION 05

どんな人材に期待していますか?

Mami.N:
新しい技術を学ぶことに意欲があり、自分から考え、動ける人と一緒に働きたいですね。
Ryuichi.D:
論理的思考と想像力を持ち合わせている人。筋道を立てて、未来をイメージできる方なら、たとえ技術的なバックグラウンドがなくても大丈夫です!
Atsushi.I:
なにが正解かわからない。そんな試験研究の世界でも、常に試行錯誤を重ねていける人と、一緒にプロジェクトを推進していきたい!
Mami.N:
TCでは在宅勤務が推奨されていて、働き方も自由です。家事や育児との両立もしやすく、私も家族との時間が増えました。仕事もプライベートも大切にしたい方にも、ムリなく働いていただけると思いますね。