新卒社員インタビュー

 3年間のステップ 

新卒社員にフォーカスをあて、入社前の学生時代のことから就職活動の様子、トヨタコネクティッドに入社を決めた理由、入社してからの研修の流れなどを入社1年目、2年目、3年目のそれぞれの立場で語っています。
等身大の彼らの生の声から、近い将来のご自身の姿を思い描いてみてください。

1年目
2年目
3年目
新卒1年目インタビュー 新卒1年目インタビュー

事業企画 デジタルマーケティング

入社の決め手になったのは、事業と人の魅力

大学ではIT関連を学び、研究室ではニューラルネットワークを専攻。開発エンジニアになるより、ITを活用して新しい商品やサービスを企画する仕事をしてみたいと考え、就職活動をスタート。もともとクルマが好きだったので、弊社に興味を持ちました。
面接で感じたのは、「人の魅力」。人事の方は、私の強みも弱みも理解した上で、自分に向き合ってくれている。お会いした先輩たちも、若いのに大きな仕事を任されています。そんな人々から伝わってきたのは、自由で柔軟、なにごとにも挑戦していける社風。そして、なにより、「学んできたITとクルマが融合し、人とクルマと社会がつながる事業は、今後どうなっていくのだろう?」という期待と可能性に背中を押されて、この会社に入社を決めました。

「お客さまのために」という心地よい緊張感

研修にはさまざまなプログラムがあります。コネクティッドセンターでのオペレーターサービス研修では、初めてお客さまの「生の声」に触れました。ご要望は感覚的なものも多く、その意図をくみとり、的確な対応をするためには、おもてなしの精神が必要。AIの進化はめざましいですが、ヒューマンコネクティッドの重要性も実感しました。
海外研修では、希望した中国へ。キャッシュレスはあたりまえ、スマホアプリで卵1個でも届けてもらえるIT先進国の実情を目の当たりに。たしかに便利ではありますが、一方で、ここでも最先端技術と温もりあるサービスとのバランスを考えさせられました。
そして、技術研修では、実際に社内で使う分析ツールを開発しています。同期4人で進めていくプロジェクト。プロジェクトリーダーを順番に務め、得意分野やタイプの違うメンバーに仕事を振り分け、進めていきます。1年間の研修で学んだことをかたちにする総仕上げ。納期も限られ、自分たちのつくるものの先に「お客さま」がいるという緊張感は、気が引き締まると同時に、とても心地よいものだと知りました。

失敗を恐れずチャレンジする精神を忘れずに
失敗を恐れずチャレンジする精神を忘れずに

1年という研修期間は珍しいかもしれませんが、「大切に育てられている」と実感でき、「その期待に応えたい」とモチベーションも上がります。また、弊社は事業が多岐にわたるので、全体像を理解してから配属を希望できるのもよかったです。研修の各プログラムには先輩社員がオブザーバーとして参加。さらに、生活面などなんでも相談できるメンターもいます。初めてのことも多く不安なときもありますが、どの先輩も経験豊富で、親身なアドバイスをしてくれる心強い存在。「失敗を恐れず、まずはやってみればいいよ」いう言葉に何度も励まされました。
社内には、国籍や思考、性格など、本当にいろいろな人がいて、多様性が感じられる環境。その中で、私も個性を発揮しながら、1年間で得たことを活かし、「クルマに乗る人に喜んでもらえるサービス」を生み出していきたいと思います。

新入社員研修スケジュール
新卒2年目インタビュー 新卒2年目インタビュー

システム開発 モビリティサービス

生物学からITへ
目の前のデータを解明していくおもしろさは共通

大学時代は、生物学を専攻していました。「自分が生きている」という目の前の事実を解明していくことにおもしろさを感じ、特にDNAについて研究をしていました。多くのデータから仮説を立てて結果を導く手法は今の仕事につながっています。
データ解析の仕事がしたいと思うようになったのは、大学3年のときです。大学が提供する「サイエンティスト養成プログラム」に参加し、「細胞分裂についてのメカニズム」の研究を行い、何かを解明していくことの楽しさを実感するきっかけとなりました。
就職活動では、当初は製薬会社を中心に活動していました。しかし、何気なく参加した当社の説明会で、トヨタとマイクロソフトが出資していること、現場の開発室長の「グローバルスタンダードを作る」という熱い思いに共感し、最終的に「ビッグデータの活用や新しいことに取組み、影響力が大きい」当社に入社を決めました。

自分のミッションに気づいた
コネクティッドセンター研修

入社後の印象は、とにかく「バッターボックスに立たせてもらえる」ことです。新人に様々なことに挑戦させる、という社風があり、例えば、全従業員の会社方針説明会での発言や、株主総会でのデモ、様々な研修など多くの貴重な機会をいただきました。そして、その時々で背中を押してくれる周りの方がたくさんいます。
印象に残っている研修は、「コネクティッドセンター研修」です。オペレーターは、1本の電話の中でインプットとアウトプットを行っています。学生時代はそういった経験が少なく、オペレーターのすごさを痛感しました。改めて自分の得意なことは静的なものを解析していくことだと感じ、それをどう動的なものに活かしていくかが自分のできることだと気づきました。
研修では、お客様の声やご要望を直接受けることで、トヨタグループだからこそ世間から期待されていることを実感し、先輩が積み重ねてきた信頼や品質を保つ必要があると感じました。これはトヨタの看板を背負っているからこそ感じられることだと思います。

プロジェクトマネジメントを通して多様な立場の考えを理解
プロジェクトマネジメントを通して多様な立場の考えを理解

配属は先行企画部、出向したトヨタ自動車e-TOYOTA部で、ビッグデータを使った新サービス開発を行っています。主にプロジェクトマネジメントとして、トヨタ内部署と要件定義やトヨタ部署間あるいは当社開発部との調整を行っています。

配属後2ヵ月は、ビッグデータに慣れるため、ビッグデータ分析をひたすら行いました。例えば、新サービスを開発するための裏付けをとるため、車のCANデータを使い、サービスに必要な燃費算出方法のアルゴリズムの検討などを行いました。CANデータは扱いが特殊で、こんなところでつまずくのか、という点がよくありました。おかしいと思ったら突き進まない、ということを学びました。突き進むと後で全然違うことをやっていたということに気づくんですよね。

現在は車のビッグデータを活用した保険に関係するサービスを担当しており、西日本豪雨で被災した車両の台数算出をテーマにした、データ抽出と分析などを行っています。いろいろな方と関わるため、いろいろな考え方を理解することが必要です。トヨタ自動車様と当社の間でブリッジの役割をする上で、大事にしたいことが「Noと言えること」です。よかれと思い、担当外分野のことを行うと、後からトラブルになる可能性があり、業務範囲の切り分けも大切だと学びました。反対に、「Yes」と言える部分が自分の付加価値になるので、「Yes」の部分を深化させ広げることが重要だと感じています。

ビッグデータで新サービスを開発し、
お客様の問題解決につなげる

今後は、まずはビッグデータ解析のノウハウを活かして、当社で新規事業や開発を行っていきたいです。ビッグデータからの企画開発では、例えば研修で経験したオペレーターの困りごとに対して、ビッグデータを使ったサービスで解決することができるようになります。こうした知見・経験を社内でも共有し、「ビッグデータ解析のスペシャリスト」となっていきたいです。

今は、過去データの分析をしていますが、将来はお客様の問題や相談をリアルタイムで解決する「ジャストインタイム」サービス実現のため、未来を予測するデータ分析にも取組んでいきたいと思います。

ビッグデータで新サービスを開発し、お客様の問題解決につなげる
新卒3年目インタビュー 01 新卒3年目インタビュー 01

事業企画 コネクティッドサービス

企画リーダーとプロジェクトマネジメントを経験

人とクルマをつなぐT-Connect、G-Linkなどのテレマティクスサービスのサービス企画、運用企画を担当。
現在は、他社とのOEM車両に搭載する新しいテレマティクスサービスの企画リーダーを務めています。トヨタ自動車様や社内各担当の間に立ってプロジェクト全体の取りまとめを行い、企画要件や運用方針を定義することが主な役割です。また開発やコールセンターの各担当と連携が必要なため、各担当範囲のタスクの進捗や課題、スケジュール管理などプロジェクトマネジメントも行っています。部内研修や自ら受講した社外研修で学んだプロジェクト管理の手法を実際の案件に活かせていると実感。企画リーダーとプロジェクトマネージャーの両方を同時に経験し、仕事の領域がぐっと広がりました。

大切なのは、一歩引いて、全体をとらえること

プロジェクトを進めていく中で、日々、問題点や課題に直面して、ときには壁にぶつかりながら、新しい知識やノウハウを吸収していく。そして、そこから学んだことを、また別の案件に応用できたときは自分の成長を感じられます。
配属直後は、ほとんど専門知識がなかったので、どうしても主観でものごとを見てしまいがちでした。でも、しだいに営業や開発、運用などさまざまな立場の人々と繋がるうちに、「俯瞰」で全体を見渡せるようになったと思います。「この件は営業に相談したほうがいいかも」「こんなリスクも考えられる」など自然に気づけるように。ひとりではなく、チームで進めていく仕事。自分の企画を通そうと一方的になるのではなく、相手の立場を考え、プロジェクトがスムーズに進行するように一歩引いて見られるようになった自分がいます。

そして、世の中になくてはならない会社へ
そして、世の中になくてはならない会社へ

指示を待つのではなく、自ら考え、動くことが求められる仕事。めざすゴールに向かって、どうアプローチするかは自分次第。必要な人員や情報などを組み立て舵をとっていくのは難しいけれど、任されていると実感できます。今後は、「教えられる側」から「教える側」になることも多いので、人を動かせる「ディレクション力」も身につけていきたい。
入社当初は、「コネクテイッドカーってなに?」と友達から聞かれるほどでしたが、いまやメディアにとりあげられ、注目を浴びるように。そんなプロジェクトに携われていることに喜びを感じます。将来的には、弊社だからこそできるサービスを生み出して、世の中に浸透させたい。人々の生活になくてはならないサービス、なくてはならない会社へ。その一員として、これからも成長を続けていきたいと思います。

事業企画担当新卒社員のある1日のスケジュール