「幅広い経験をしてみたい」が入社動機

新卒で入社したのは、地方テレビ局の制作会社。報道ディレクターとして生放送番組を担当していました。緊張感の中、次々と起こるハプニングの対応は大変!でも、ルーティンワークより、忙しく走り回るのが好きな私には合っていました。
TCへの入社を決めたのも、幅広い経験ができそうだったから。現在、関わっているのは、新しいテレマティクスサービスの立ち上げです。運用方針の策定、各プロジェクトの進捗管理、お客さま向けツールや販促物制作の統括など。社内の各部署とユーザーの両方を見据え、その橋渡しをする役割も担っています。限られた時間で、多岐にわたる業務をいかに円滑に推進していくか。テレビ局時代に養った、時間管理や優先順位への意識が活かされていますね。
また、メンバーをまとめるグループマネージャーも任されています。一人ひとりのスキルや性格を把握して仕事をマッチングしていた、人材派遣会社でのコーディネーター経験も役だっています。

任せてもらえる環境は、自分でつくる。

この仕事に必要なのは、「調整力」です。新しいサービスを導入していく際には、各部署からの要望もそれぞれ。企画書に書かれていない行間は、立場が違えば受け取り方も違います。例えば、企画側が運用側に求めることが、実はお客さまや接するオペレーターを困らせてしまうこともある。そんなときは、両者と話合い、「落としどころ」を見つけていくのが、わたしの役割です。交渉が平行線になったときは、「今回はこうしましょう」と誰かが決めるしかない。納期、予算、リスクなどさまざまな要素を総合的に見て、冷静に決断する力も求められます。
もちろん、頭ごなしに依頼しても納得なんてしてもらえない。そこは、やはり信頼関係です。「Yさんが言うなら」と任せてもらえる環境をつくることも大切。入社以来、失敗も重ねながら人と向き合い、「相手の立場を考える視点」を養ってきたことが、いま実を結んでいると実感しています。

部署を越えた「つながり」をつくりたい

心がけているのは、決断を引きずらないこと。常に視野を広く持ち、固執しない。この仕事に「正解」はないんです。逆に言えば、自分で答えを導き出していくことが醍醐味でもあります。それが、自分の性分に合っていますね。モヤモヤがなくなりスッキリ前に進めた人を見ると嬉しいんです。 わたしは、語学や経理などのプロフェッショナルスキルはありません。でも、いろいろなことをうまく振り分けたり、全体をとりまとめていくことが好き。その強みを発揮して、自分の存在意義や会社への貢献を感じられることが、やりがいに繋がっています。
今後は、部署の枠を越えて、TC全体を「横軸」でまとめていけるセクションをつくってみたい。また、複雑で理解が難しいテレマティクスサービスを、じっくり学べる場を整えていくのも目標です。自分を磨く一人ひとりが、手をとりあえる。そんなつながりを生み出せたら、最高ですね。