データという「財産」を
活かす奥深さを伝えたい

学生時代は東京の満員電車が辛かった。そんな日常の問題もTCの掲げる「クルマ×IT」なら、解決できるかも。生活に寄り添う新しいサービスに携わりたいと入社を決めました。
現在は、社内向けのデータ分析基盤の構築に関わっています。TCが所有するビッグデータを、さらに活用して事業を活性化するのが目的です。例えば、コネクティッドカーから収集されたデータを、開発部門だけでなく、幅広い部署の人たちが見られれば、新しい発想が生まれるかもしれません。可視化できるツールを活用して、データという「財産」を分析・活用する楽しさや奥深さを伝えていけたら嬉しいですね。
また、レースカーにGPSトラッカーを取り付け、性能評価を行うプロジェクトにも参加しています。レースカーは、時速250㎞以上で走るため、サーキット走行中にGPSの測位が乱れてしまうことも。その原因を解明するために、ここでもデータ分析を活用しています。

無我夢中にやり遂げた先に、見つけた「誇れる自分」

入社2年目に、自ら希望してトヨタ自動車に出向。車両開発部門向けのデータ活用サービス開発に携わりました。クルマから故障などのウォーニングがあがると、その前後でどこをどう走行したかの情報が地図上で可視化できるツールです。故障の原因究明、修理や点検の効率化につながります。開発部門のスタッフにニーズをヒアリングし、ツールに機能追加をしていく業務を担当していました。
実は、出向して間もない頃は、悩んだことも。周囲のプロフェッショナルを目の当たりにして、「私が胸を張ってできると言えることは何だろう」と考えては行き詰まりの繰り返し。そんなとき、見つけた目標。「TCに戻る前にこのツールを自分の『成果』として誇れるものにしたい」。無我夢中でやり遂げた先に得た、データ分析・活用のスキルは、現在の仕事の礎になりました。さらに、さまざまなスペシャリストと協働できたことで、自分に足りないスキルや能力を見つめ直すことができたのです。

トヨタコネクティッド テレマティクス事業部 企画室 企画・マーケティングG 写真

川の流れのように
柔軟にのびやかに

学生時代に学んだ数学で、「論理的思考」が養われました。道筋を立て、客観的にデータと向き合う、現在の仕事に役立っています。逆に戸惑ったのは、「数式と違って、ときには答えがない」ということ。手順通りに分析しても、思い通りの結果が出ない。焦る私に、「わからないってことが、わかったよね」と上司からのアドバイス。目から鱗が落ちました!大事なのは、結果にこだわりすぎず、別角度からのアプローチや視点に切り替えることだと学びましたね。
入社当初は、新しいモビリティサービスの立ち上げに憧れていました。しかし、いまの目標は「データ分析のスペシャリスト」になること。私のように途中でキャリアビジョンが変わっても、幅広い事業を展開しているTCなら活躍の場はいくらでもあります。なにより、社員一人ひとりの意志や想いを受け止めてくれる風土がある。川の流れのように柔軟に適応し、成長しながら、未来という大海に向かう。そんな働き方ができる会社です。

ある1日のスケジュール

ある1日のスケジュール表